熱烈に待ち望まれていた『ペルソナ4』のリメイク作がますます現実味を帯びてきた。オリジナル版で声を当てていたユーリ・ローウェンソールが、未発表プロジェクトへの不参加を正式に表明した。
『ペルソナ4』およびそのスピンオフ作品で花村陽介役を演じたローウェンソールは、BlueSkyにてアトラス社がリメイク版への起用を見送ったことを明かした。「気になる方々へ、残念ながら私は『ペルソナ4』リメイクで陽介役を続投しない」と述べ、「問い合わせ——というか懇願さえしたが、彼らは別の方向性を選んだようだ」と付け加えた。
この動きはSAG-AFTRA(俳優組合)のストライキ交渉が続く中で起こっている。ゲーム業界の出演者たちはAIからの保護を求めて運動中だ。ローウェンソールの組合所属状況がキャスティングに影響したかは不明だが、組合側は最近「業界関係者との交渉が〝いらだたしいほど進展しない〟」との見解を示していた。
『ペルソナ4』リメイクの噂は数ヶ月前からささやかれていた。今年初頭のドメイン登録や業界内部者による継続的なリークが火付け役となった。商業的に成功した『ペルソナ3 リロード』に続き、2008年に発売された人気RPGの刷新版はアトラスにとって自然な次の一手と言える。
もし『ペルソナ3 リロード』の発表スケジュールが先例となるならば、今夏の展示会イベント(前作が2023年Xboxゲームショーケースで公開されたように)での正式発表が見込まれる。
関連ニュースとして、モバイル/PC独占タイトル『ペルソナ5:ザ・ファントムX』が2025年6月26日に発売予定だ。評価の高い第5作の追加コンテンツがファンに提供される。